2012年6月5日火曜日

結果の出る努力、適切な努力 - こだまの部屋


日建学院小倉校長の児玉です。
今日は、就職支援相談員の森永今日子さんに書いてもらいます。

皆さんこんにちは、森永今日子です。

先日の濱田さんの記事に「資格を持っていれば『この人は努力をする人だ』という証明になります。」という話がありました。
これは、本当にもっともだと思います。
付け加えるとしたら、その努力とは「ただ頑張る」だけではなく「『結果の出る努力』『適切な努力』のできる人」という証明になるということです。

「どんな資格を取ったら就職や転職に有利なんですか?できたらそんなに難しくなくて時間も費用もかからないものがいい」という質問を受けることがあります。
そのような質問を受けた時には「難しくて時間も費用もかかるものほど就職や転職に有利です。難しくなくて時間も費用もかからない資格なら誰でも取得することができます。誰でも取得できる資格でも、もちろん持っていて無駄になるということはありません。でも、『難しくなくて時間も費用もかからなくて誰でも取得できる資格を持っています』という人と『難しくて皆が敬遠する資格を時間や費用や様々なコストや努力を支払って取得しました』という人のどちらが評価されるでしょうか?」とお答えします。
もちろん、評価されるのは後者ですよね。

2012年6月3日日曜日

大恐慌にあえぐ帝国主義打倒しよう 革共同中央学生組織委員会 - Weekly Zenshin


週刊『前進』06頁(2523号5面1)(2012/02/13)

大恐慌にあえぐ帝国主義打倒しよう
 新自由主義は全面破産した! 3・11大結集で革命の未来開け
 革共同中央学生組織委員会

 はじめに

 「国鉄決戦と反原発・反失業でプロレタリア革命を切り開け」、本紙新年号のスローガンのもとに2012年決戦を爆発させよう。世界大恐慌の深化の中、「生き抜くこと」は革命の欲求そのものだ。日本でも3・11情勢下での「挙国一致」イデオロギーをうち破り、国鉄、福島・沖縄、そして青年・学生から闘いが巻き起こっている。
 1929年大恐慌をこえる未曽有の大恐慌が始まっている。これは、資本主義・帝国主義が歴史的に積み上げてきた全矛盾の爆発であり、とりわけ80年代以降の新自由主義攻撃の破産の結果だ。ブルジョアジーに「解決」の力はない。あるのはただ、「戦争と大失業」を激化させ、労働者人民をこれまで以上に搾取して社会を破壊することだけだ。
 この大恐慌にいかに立ち向かい、未来を切り開くべきか。それは、「資本主義は終わった! 労働者が社会の主人公になる時だ!」ときっぱり言いきり、階級的労働運動の復権とプロレタリア革命に向かっての組織をつくり出すことだ。
 現代史の出発点である1917年ロシア革命で、プロレタリアートは帝政とブルジョアジーを打倒し労働者国家をうち立てた。資本主義は終わりのある体制で世界革命は実現可能であり、労働者は国家権力を握って社会を再組織する力を持っていることを証明した。ここから世界史は「資本主義から社会主義・共産主義への過渡期」に突入し、それは今も現代世界を規定している。しかし、29年大恐慌に端を発する30年代の世界的な革命情勢は、スターリン主義の裏切りによって血の海に沈められた。この敗北を繰り返してはならない。20世紀からの100年越しの課題をのりこえる時は今だ。
 支配階級はこの「革命の現実性」をリアルに感じているからこそ、この一世紀ひたすら労働者の団結を破壊し、革命の芽をつぶすことに全精力を注いできた。その頂点が新自由主義攻撃だった。しかし新自由主義が大破産した今、全世界の労働者人民が確信をもって闘いに立ち上がっている。今こそ資本主義にとどめを刺そう。「原発いらない! 3・11福島県民大集会」(郡山市)に総結集し、2012年の大飛躍へ突き進もう。

 「国家破産」の時代が到来

 07年パリバ・ショック、08年リーマン・ショック以来の世界大恐慌は、本格的爆発過程に入っている。
 一つに、「国債暴落」と「国家破産」の時代が到来した。「国家の信用」はゼロ化している。二つに、米ドル体制の崩壊、世界経済の分裂、経済収縮が一体で起きている。とりわけ、戦後世界体制の基軸としての「ドル本位制」の崩壊は、帝国主義世界支配を最後的な大混乱にたたき込む。三つに、労働者階級にとって大恐慌とは「戦争と大失業」であり徹底的に非和解だ。大恐慌へのわれわれの回答は、ただ一つ革命しかない。
 以下、世界の大恐慌の現状を確認しよう。